普段のお仕事の内容を教えてください。
エレベーターの移動制御や、ドアの開閉制御などの運転に関わる組込みソフトウェアや電気回路図の編集設計業務に携わっています。新設案件や既設案件のリニューアルや仕様変更など案件ごとによる組込みソフトウェアを作成したり、電気回路や配線図面を作成したりしながら日々製品知識を学んでいます。案件ごとに組み込まれているソフトウェアは異なっていて、同じエレベーターでも動きはそれぞれ違いがあり、特殊な仕様がある案件では、作成したソフトウェアが仕様に満足しているか、実機検証も行っています。まだ経験が浅いので、それらのことを先輩に一つ一つ教わりながら、日々の業務に取り組んでいます。
やりがいを感じるのは、どんなときでしょう?
まだ入社して一年も経っていないのですが、案件ごとのソフトウェアを作成することになってから、感じていることが二つあります。一つは、「自分の担当したエレベーターが毎日動いていて、名前も知らない誰かを乗せている。きっと乗っている人は当たり前に乗っているけれど、乗りたいと思ったから乗っている。」と思います。誰かに必要と思われる製品のモノ作りに携わっていると考えると、やりがいを感じます。二つ目は、自分がよく知っている建物のエレベーターを担当したときです。そのようなときは、家族などに「あの建物のエレベーターは自分が担当したんだよ。」と嬉々として自慢してしまいます。
入社の"決め手"はなんでしたか?
大学では工学部で電気工学を専攻していました。就職活動では設計・開発ができる会社に就職したいという基柱があり、設計・開発にこだわって就職活動をしていました。また、大学で電動アシスト車椅子の制御について研究を行っていて、制御のことを勉強し興味を持ちました。大学内で行われた合同企業説明会で当社の説明を受け、設計・開発ができて、なおかつ制御関係の仕事ができると知りました。エレベーターにも車椅子などに対応したバリアフリーのものがあり、電動アシスト車椅子の制御の研究をしていたこともあって、バリアフリーに力を入れたエレベーターを作りたいと思うようになりました。自分のやりたいことと、会社の仕事内容が合致したことが入社の決め手になりました。
学生時代に力を入れたことはなんでしたか?
特に力を入れたことは学業です。大学一年生のときは自分に合った勉強の仕方が見つからず、大学生活に浮かれてアルバイトや遊びばかりしていました。二年生になって、このままではよくないと奮い立ち、勉学に励むようになりました。講義の復習を毎日帰宅してから行い、試験勉強も夜まで友人と共に教え合いながら行いました。実験のレポートも数多く作成しました。研究では、思うような結果にならず研究室に泊まり、夜通し研究することもありました。今思えば、それも良い思い出です。普段から学業に力を入れていたからこそ、たまに息抜きで遊ぶときはとても楽しかったです。
休日の過ごし方を教えてください。
春と夏には草野球をやっているので、大会期間中は野球をしています。学生のときと違ってまとまったお金が安定して入ってくるので、お金を気にせず食べたい物を食べに行ったり、旅行などに出かけたりもします。最近は、結婚と引越しが控えているので、結婚式の打ち合わせをしたり、新居の掃除や、必要なものを揃えたりして、その準備に追われて休日が終ってしまいます。息抜きでゲームなどをして休日を過ごすこともあります。
就職活動について、教えてください。
私はある程度職種を絞って就職活動を行っていました。会社説明会も面接も多くは経験していないので、気が利くアドバイスを送ることはできないかもしれませんが、就職活動をするにあたって大事なことは、その会社に入りたいと思う気持ちだと思います。きっとその気持ちが強ければ強いほど、面接官にも伝わってくると思います。志望動機に矛盾や迷いのない一貫性があり、その会社に入社したいという気持ちをぶつければ、良い結果に繋がると思います。周囲の結果に焦らずに、無理をしないで自分のペースで就職活動を頑張ってください。
最後に応募を考えている方へメッセージをお願いします。
会社や仕事について、たくさん調べて、たくさん不安になっているかと思います。私がそうでした。ただ入社してからは一度も不安になったりしていません。それも先輩、上司の方が優しく一から教えてくれるからです。必要なのは本人のやる気だと思います。やる気があれば会社は応援してくれます。少しでも仕事内容に興味のある方、エレベーターに興味のある方は是非とも応募して、面接などを通して当社の雰囲気を感じていただければと思います。最後にこれを読んでいただいたのもご縁だと思います。日本エレベーター製造株式会社で会えることを楽しみにしています。