普段のお仕事の内容を教えてください。
保全営業部の中心的な業務は営業部が受注した新設エレベーターの保守点検契約を結ぶこと、及びエレベーターの設置年数や利用状況に合わせて部品の交換を提案し、お客様が常に安全にエレベーターを利用できる状態を保つことです。普段の仕事としては、交換周期に達した部品を交換するための見積書を作成してお客様に電話や直接訪問で修繕工事を提案することが最も多いです。工事が決まったら工事日の設定から完了後の報告と代金の請求まで、一連の流れを担当者として責任を持って管理します。その他、官公庁系の現場で必要になる工事関係の書類の作成をしたり、工事前に不明点がある場合は事前調査として現場を訪れることもあります。
やりがいを感じるのは、どんなときでしょう?
入社時は何も分からなかったエレベーターの構造や部品の役割が少しずつ分かるようになってきた時です。文系の大学を卒業して入社したので機械系の知識は皆無で、初めの頃は部品の名前を覚えるだけでも精一杯でしたが、現場で実物を見て先輩や保守員の方の話を聞いて勉強している内に、段々と全体的な構造や部品の役割についての知識が増えてきました。エレベーターには膨大な数の部品が使われているので知らないことや覚えきれていないこともまだまだ多くありますが、右も左も分からなかった入社時を思い返せば多少なりとも成長していると感じます。その実感が、更に多くのことを覚えるために頑張ろうという励みになっています。
入社の"決め手"はなんでしたか?
元々、小売り系よりもBtoBの企業に興味があり、機械系の会社を中心に説明会を受けていました。余り浮き沈みのない業界の方が安心して働けるという思いがあったため、インフラとして一定の需要があるエレベーターを扱い、取引先も官公庁が中心という点は大きな魅力でした。また、大手企業が力を持つ業界で中小企業でありながらシェアを確保し、スクリュー式エレベーターといった独自の技術を保有しているという強みがある部分にも安定性と成長性を感じました。エレベーターについての知識は全くありませんでしたが、知らない業界の方がかえって好奇心が強い自分の性格にも合っているのではないかと思い、入社を決めました。
学生時代に力を入れたことはなんでしたか?
学生の本分は勉強であると考えていたので、授業は最優先事項として真剣に取り組んでいました。ノートの取り方など自分なりに工夫を重ねた結果、単位をほとんど落とすことなく、加えて在学中に二度、成績優秀賞を受賞して卒業することができました。一方で時間に余裕がある学生の内にできることもやっておこうと、授業の合間にアルバイトをして得たお金で趣味にも力を入れていました。当時はとあるアーティストのファンだったので、よくライブに行っていました。時には夜行バスで何時間もかけて地方公演にまで赴くこともありましたが、社会人になってから振り返ると全てあの時しかできない良い経験だったと思います。
休日の過ごし方を教えてください。
目覚ましをかけずに昼近くまでのんびり寝ていることが多いです。どちらかと言えばインドア派なのですが、散歩や買い物に出掛けるのも好きなので、その時の気分で過ごし方を変えています。最近は動画配信サービスを利用して映画やドラマをよく見ています。平日だと後回しにしがちな洗濯などの家事をしたり、ゆっくりお風呂に入って日頃の疲れをとったりもしています。学生時代から追いかけているアーティストのライブには今でも行っていますが、頻度が少ないので、何か外に出る理由になる新しい趣味を見つけたいと思っています。
就職活動について、教えてください。
2年次のインターンシップと3年次の大学主催の就活講座は受けて方向性は決めていましたが、それ以外には特に準備をしないまま臨んでいました。案の定、面接が上手く行かなかったり、途中で軸がぶれかけたりと苦労が多い就職活動だった記憶があります。ただ、とにかく立ち止まっては駄目だと説明会をなるべく多く受けて積極的に質問もして、情報を増やそうという努力はしていました。夏が近付いても就職が決まらず精神的に追い込まれかけたので、当社への入社が決まった時は心から安堵しました。自分なりにできることはやりましたが、最終的には運に助けられた部分が大きかったと思っています。
最後に応募を考えている方へメッセージをお願いします。
エレベーターはインフラの一つなので止まってしまえばお客様の生活に支障が出ますし、万が一事故が起きれば人命が失われる恐れもあります。自分の仕事にはそれだけの責任があると肝に銘じて真剣に取り組めることが、当社に応募するに当たって一番大切なことではないかと思います。社外だけでなく社内の部署とも連絡を取りながら話を進めることが多いので、円滑にコミュニケーションを取る力も必要でしょう。とはいえ私も入社当時は人との会話に苦手意識がありましたし、2年目になっても失敗ばかりです。幸い、失敗してもフォローしていただける環境に恵まれたのでなんとかやれています。皆さんも構えすぎず、まずは選考を受けてみてください。